私どもの仕事 ~資料のアイデンティティを護る~
私どもの仕事は、書籍(洋装本・和装本・図書資料・雑誌)を中心として、文書・地図・図面・ポスターなどに代表される紙資料および版画やデッサンなどの紙作品の他、革製文化財の保存修復処置および予防的保存処置です。これらの貴重な資料、文化財の何をどう残すか?私どもが考えるのは、対象資料・作品のあるべき姿(アイデンティティ)やその価値(現在・未来にわたる所蔵者・利用者・研究者のニーズ、その資料・作品のどのような情報に価値を求めているのか?)を十分に残すことができ、また発揮できる姿を見い出し、それを可能な限り実現するということです。
私どもは、この重要な局面での技術的・科学的・実践的なサポートを今日まで二十年以上にわたって行ってきております。特に書籍に対する処置実績はその種類・数ともに豊富であり、文化財保存修復学会で書籍に関して3件のポスター発表をこれまでに行ってきております。
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【国立西洋美術館】内藤コレクション展Ⅱ「中世からルネサンスの写本 祈りと絵」
2020年2月27日展示・講演会情報
昨年10月から今年の1月にかけて開催された内藤コレクション展「ゴシック写本の小宇宙――文字に棲まう絵、言葉を超えてゆく絵」に続く写本リーフコレクションの展示です。 【会期】2020年3月3日(火)~ 6月14日(日) ※ …
書見台を使おう!
2020年2月12日明日のために(いろいろな試み)
書籍を閲覧する場合に書見台を使わないといけないという認識は広まってはいるものの、まだまだ書見台が日常的に使用するモノにはなっていないのかなぁという印象があります。我々にとっても書見台は、修復作業前の調査・写真撮影を行う時 …
【書籍紹介】『製本大全』グラフィック社
2020年1月20日読みもの情報
『製本大全 裁つ、折る、綴じる。知っておきたい全技術』グラフィック社刊 紙を折り、綴じ、製本していく方法について、デザイナーやアートディレクター、制作管理の視点に立って、製本所の力を上手に借りることができるよう、制作のプ …
本年もよろしくお願い申し上げます。
2020年1月3日お知らせ
新年あけましておめでとうございます。 旧年中は格別なご高配を賜り、まことに有難く厚く御礼申し上げます。 本年もより一層のご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。